在宅介護の期間中に、体調を悪くすることがあります。
そのような時に、どのような対応をしてきたかを記事にしたいと思います。
私の母親の場合は、脳卒中で倒れてから、ほぼ自分では何もできない状態となりました。
意思の疎通も出来なくなってしまいましたので、体調の管理はとても難しかったです。
体調管理として以下のことを毎日数回行っていました。
・体温の測定
・血圧の測定
・酸素濃度(パルスオキシメータ)の測定
・尿の色の確認(オムツに血尿がないかなど)
特に、体温に関しては、年に何回か38度以上の高熱になることがありました。
母親は、在宅医療を受けていましたが、突発的な体調不良があった場合に、すぐに医師が来てくれるかというと、すぐには来てくれないのが実情です。
そのような場合の選択肢として、
・在宅医に(電話などで症状を伝えて)薬を処方してもらい様子を見る
・救急病院への搬送(救急車を呼ぶ)
上記の判断はとても難しいですが、苦しそうな状況であれば、救急車を呼んで病院へ運んだほうが良いと思います。
母親の場合は、高熱の原因が誤嚥性肺炎の場合が多く、病院へ搬送してよかったと思うケースが何度かありました。
その他に、尿路感染症などでも高熱になることが多いです。特に女性の場合はオムツに排便があると、そこから尿路感染する可能性が高いようです。
病院での治療は抗生剤の点滴投与がメインでした。肺炎の時は酸素吸入も行われました。
在宅でも点滴や酸素吸入は出来ますが、病院(常時医療管理されている環境)の方が、家族としては安心できます。
在宅医療に関して一言。
在宅診療を行っている医師は少ないので見つけることが難しいですし、その中でも、体調が悪い時にすぐに診てくれる医師は(スケジュールで各家庭を訪問しているので)少ないと思います。
今後、高齢化社会が進む中で在宅医療がもっと利用しやすい環境になればよいと在宅介護(医療)を受けていて感じました。
でも、在宅診療の主治医に電話で相談できることはメリットで、安心して在宅介護が続けられる要因の一つであると思います。
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