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在宅介護を選んだ理由

介護の準備
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私が在宅介護を選んだ理由は、母の食事を施設の方に任せることが難しいと思ったからです。

母は食事の認知度(意思疎通が出来ない状態)が落ちていたため、食事をある程度食べさせるためにはかなりの時間(1時間くらい)が必要でした。
介護施設の方が、一人に付きっ切りで食事介護を行うことは職員の人数から無理であると思いました。
(施設の見学もさせてもらいましたが、付きっ切りでの対応には良い返事を得られませんでした)

また、母は意思疎通が出来ない状態であったため、胃ろうとかの経管栄養での対応はさせたくなかったですし、生きている楽しみは食事くらいになってしまった気持でしたので、食事を取れる可能性がある在宅介護で行うことに決めました。

リハビリテーション病院の退院の日が迫る中、デイサービスの方(責任者とケアマネージャさん)に母の面会(退院後に引き受けが出来る状態の確認)に来ていただきました。食事が取れるかどうか家族が食べさせている風景などを見ていただき、何とか引き受けていただけることになりました。

お世話になったのは、小規模多機能型介護事業所でしたが、看取りに入るまでの約10年間、その小規模多機能型介護事業所の方たちと食事の食べさせ方など定期的に打ち合わせをおこなって対応していただきました。
職員の方は、母親に対してすごく愛情をもって対応していただけたと思います。長い間対応してくれたその小規模多機能型介護事業所の方たちには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

介護をどのような形で行うかは、本人の幸せを一番考えるところだと思います。
ただ、介護する側も不幸になってもいけないので判断は難しいところです。
個人的な考え方ですが・・・・・・・、

本人が意思を伝えられるのであれば介護施設に任せ、意思が伝えられないのであれば可能な限り在宅での介護を考えた方が良いと思っています。


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