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介護離職は避ける

介護の準備
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介護の形態①で記載したように、いろいろな介護の形態があります。
最初に、どのような介護形態でこれからの介護を行っていくかを決めなくてはいけません。

経験上思うことは、介護のための離職は絶対に避けるべきだと思っています。

私は、介護離職をせずにサラリーマンを続けてきました。
なぜかと言うと、仕事を辞めてしまったら自分自身も将来困る状況となると思ったからです。
再就職すれば良いのではとの考えもあるかもしれませんが、
たぶん、長年勤めている会社に比べて給与も減るだろうし時間の都合もつけることが難しい(相談しにくくなる)と思います。

さらに、働いていることのメリットは精神面でも大きく、仕事をしている時間は介護から解放されます。
言葉が悪いですが、自分にとっては介護はいつまで続くか分からない無間地獄のようなものでしたので、今考えると精神が崩壊しなかったのは仕事のおかげだと思っています。

ここで、介護離職をせずに介護を行っていくにはどうしたら良いかですが、一番の問題は自分が仕事(会社へ行っている時)をしている間に、だれかに介護をしてもらう必要があるため、
私の場合は、以下の点でどのようにその時間を埋めていくかを考えてました。

・家族(身内)の協力
 私の場合は、姉が市内に住んでいたので週の2日(昼から夕方まで)お願いできました。
 姉には申し訳なかったですが、仕事量を減らしてもらいました。
 高齢の父親にはデイサービスの見送りとお迎え(送迎車への対応)をお願いしました。
・介護保険を最大限に利用
 週3日のデイサービスの利用と平日毎朝は訪問ヘルパーさんに来ていただきました。
 朝のヘルパーさんとは入れ替えで自分は仕事に行っていました。
・会社への協力
 出社時間を少し遅くしていただきました。また出張は極力減らしてもらいました。

私は、毎日の朝と夜、および休日の終日を介護の時間にあてました。

上に記載した内容は、在宅介護に向けた取り組みです。
家族に協力してくれる方がいないなど、在宅での介護が難しい場合は、介護施設の利用も考えなければならないと思います。
介護施設を利用する場合は、在宅介護よりも費用が掛かると思いますが、介護保険内で対応できない費用に対しては、仕事を続けていれば何とかなるのではないかと思います。
*高額の医療介護費が掛かった場合は、申請により還付される制度もあります。

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