介護は突然に起こります

両親は高齢ではありましたが、まだ自分の足で歩くことができていて介護はまだ先（無縁）と私は思っていた。
私が、心配していたことはケガにより寝たきりになることを一番恐れていました。
実際、母親も父親も自転車で転倒したり自宅で躓いて転ぶことがあったので、出来るだけ外出するときには、自分が車で送迎したり、休日には数日分の買い物を自分がしてケガがないようにしていました。

しかし、私の予想とは異なり、最悪の事態が突然舞い降りてきました。

朝起きた時に、母が、頭が痛い気持ちが悪いと言ってあたふたとしていました。
私は、脳卒中の症状に似ているなと思いましたが、横になっていれば良くなるのではないかと思ってしまい、いつも通りに会社へ行ってしまいました。

しかし、その日の午後に姉から携帯電話に留守電（仕事で電話がかかってきた事に気が付かなかった）が入っていて、母が救急病院（近所では大きい）に搬送されたことを知りました。

その時は、父親もいたのですが、高齢でもあったので、母親を病院へ連れていくことは出来なかったと思います。（父親は、それでも母親の様子がおかしいと思い、姉に電話をしたようです）
私は、このような状況になるかもしれないことが想像できたにもかかわらず、母親のことより会社に行ってしまったことを今でも後悔しています。

留守電とメッセージを見て、直ぐに母が入院している救急病院へと向かいました。
病院に到着後、先生からお話があり脳卒中（脳出血）とのことでした。脳のCT画像を見せてもらいましたが血の塊がかなり大きかったのを覚えています。先生は、多分家にはもう戻れないだろうとの話をされました。

この経験から、一番怖いのは脳卒中により普通の生活が出来ない状態になることだと思っています。
（ケガとか癌になるのも怖いですけどね･････。）